風向風速計を使って観測する上でのコツとは

一般の方が気象観測をする際に、風向風向計を用いて風向と風速を並行して測定する方法があります。ここではいずれの観測にしても間違いなく測定するコツを示します。
気象のなかで風向については1日のうちでも細かく変動します。慣れないうちはどのようにそれを観測値とすべきか迷うこともあるでしょう。そのために風向と風速についても、決めた時間のあいだに吹く風の向きと風速について、観測することになります。
風向については、決めた時間の範囲内での変動のうち、もっとも頻度の高い方角から吹いてきた風を風向とします。決めた時間内で16方位をまえもってコピーしておいた記録用の紙やパソコンの記録用シートに記録します。
一般的には10分間ほどの時間を観測時間とします。最も吹いてきた方角のうち、最も多かった方角を風向き、すなわち風向とします。

風向・風速をより正確に計るポイントとは

風速に関しては、風向を測定している時間内に同時に観測を行います。その際に、10分間のあいだで、風速計の風車の回転する回数を記録します。
回転数は回転を目で追って数えるのではありません。大部分の装置が回転数を目盛りやデジタルの数値で読み取ればよいようにできています。したがって単位時間(10分間程度が望ましい)の間の回転数を読み取ればよいです。
そうすることで回転数から風速(m/秒)として換算します。風向風速計の装置によっては、単位時間内での数値をそのまま風速として読み取れるような装置もあります。その場合は瞬間風速と平均風速など、風速の観測値には設定により違いがあることをよく注意してください。そうした設定方法などは装置により異なりますので、使用説明書に書かれているように設定したうえで用いるようにします。

精度よく観測を行う上でのコツとは

このような方法により、風向風速計で精度を上げた観測を行いたいときには、同じ観測を続けて2度行うとよいです。こうしてこの2回のデータの平均をとることで制度をより上げることができます。ただしこれは風速の場合です。こうした方法により、この観測日時での平均風速が与えられます。
風向の場合には少し意味合いが異なります。それはその日の気象変化に伴い、風向きは短時間でも変わる場合があるからです。さらに風向は平均をとるのではなく、もっとも多い風向きを風向とするということもあります。
観測時間の範囲内でもし2度観測を行って大きく1回目と2回目で風向が変わった場合には、注意書きを入れます。たとえば「観測時間内において南南西から西北西」に変わったというふうに記録するといいです。